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登録日:2010年4月22日

100年に一度の大不況が成功のカギに

大不況時の起業で成功することは可能なのか?誰もが知っている世界的に有名なあの大企業も大不況時に起業していた事実をあなたは知っていますか?

あのGEも不況時に起業

ゼネラル・エレクトリック(GE)社、マイクロソフト社、アップル社、サウスウエスト航空…。
これらの企業はすべて不況時にビジネスをスタートし、成功を収めています。 例えば、GE社は世界恐慌真っ只中の1878年、当時31歳だったトーマス・エジソン氏が自身の発明品である白熱電球を売り出すために起業したのが始まりです。特許を武器に電気関連ビジネスを広げる一方で、合併・買収や絶え間ない企業体質の構造変革により、創立130年を迎えた今なお世界最大のコングロマリット(関連のない複数の事業を抱える複合企業)として成長を続けています。2009年8月時点での時価総額は42兆円を超え、世界中に約30万人の従業員を擁し、電気機器から金融サービスまで幅広い事業を100カ国以上で展開しています。

あのGEも不況時に起業

GE社の実績

GE社は不況による各国の資産価値下落にチャンスを見出し、手ごろな企業を買収しながら一気にビジネスを拡大するなど、幾度もの景気サイクルをくぐり抜けながら好実績を打ち立ててきま した。GE社の過去40年にわたる累計純利益は1970年代が80億ドル、1980年代が240億ドル、1990年代が650億ドル、2000年代には1700億ドルに近づきつつあります。 100年に1度の大不況という厳しい環境の中で、2008年はS&P500の構成企業の利益が30%も減少しましたが、GE社の利益は19%の減少と市場全般と比較して健闘しています。GE社は2008年、過去3番目に高い180億ドルの利益を計上しており、通年の営業活動によるキャッシュフローも190億ドル超と堅調に推移しています。

GE社の実績 ※ 出典: GE2008年度アニュアル・リポート(WEB版)
このような実績から、GE社は「世界で最も尊敬される企業」や「最強企業」と称され、
英国フィナンシャル・タイムズ紙の「世界で最も尊敬される企業」に1998年から7年連続で1位に選出されました。米国フォーチュン誌の2008年度の「最も賞賛されるべき企業ランキング」【表1】では世界3位「純利益ランキング」【表2】では世界8位にランクインしています。米国ビジネスウィークの2009年の「世界ブランドランキング」【表3】では世界4位に選ばれており、継続的に高い評価を得ています。
【2008年度版】最も賞賛されるべき企業ランキング
  1. アップル
  2. バークシャー・ハサウェイ
  3. GE
  4. グーグル
  5. トヨタ
  6. スターバックス
  7. フェデックス
  8. ピー・アンド・ジー
  9. ジョンソン・エンド・ジョンソン
  10. ゴールドマン・サックス
【表1】 出典:米国フォーチュン誌
【2008年度版】純利益ランキング
  1. エクソンモービル
  2. ガスフロム
  3. ロイヤル・ダッチ・シェル
  4. シェプロン
  5. BP
  6. ペトロプラス
  7. マイクロソフト
  8. GE
  9. ネスレ
  10. 中国工業銀行
【表2】 出典:米国フォーチュン誌
【2009年度版】世界ブランドランキング
  1. コカ・コーラ
  2. IBM
  3. マイクロソフト
  4. GE
  5. ノキア
  6. マクドナルド
  7. グーグル
  8. トヨタ
  9. インテル
  10. ディズニー
【表3】 出典:米国ビジネスウィーク誌

まだまだある!不況下での起業成功事例

GE社と同様に、マイクロソフト社は石油危機時の1975年にビル・ゲイツ氏とポール・アレン氏が創業し、世界最大のコンピューター・ソフトウエア会社として知られています。また、同時期にアップル社をスティーブ・ジョブズ氏らが創業し、こちらもデジタル家電製品等を設計・製造する多国籍企業として世界展開しています。 これらの事例は、不況下でも起業は成功するということを証明しています。マイクロソフト社CEO(最高経営責任者)のスティーブ・バルマー氏は昨年、米国スタンフォード大学で講演し、「どんな不況下でも、魅力的なアイデアがあれば事業は可能」と起業を目指す学生を激励しています。 不況時にマイクロソフト社を創業したビル・ゲイツ氏は、2007年の世界経済フォーラムでこう語ったといいます。 「その頃、パソコン業界はリーダー不在だった。チャンスだ。僕らが行かなくてどうすると思いましたね」

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